更年期障害の病院治療に「ホルモン補充療法(HRT)」があります。これは女性ホルモンを外から補って、ホルモンの急激な減少を抑え不快症状を改善するというものです。しかし、ガンや心臓発作などの副作用に対して確認されていない部分も多いことから、治療を受けている間は、医師の指導のもと定期的に検診を受けなければならないと言われます。つまり、それだけ十分な注意が必要な治療法だということです。
実際に「ホルモン補充療法」を行っているお医者さんの間でも、治療に対する賛否は分かれています。「更年期をラクに過ごすために非常に有効である」というお医者様がいれば、「体への負担やリスクを考えると利用すべきでない」と考えるお医者様もいらっしゃいます。「ホルモン補充療法」に対する結論はまだ出ていませんが、女性ホルモンを外から補充するという、自然に逆らった医療であることに変わりはありません。効果だけではなく、副作用についてもきちんと理解しておきたいものです。
また、「ホルモン補充療法」は歴史が浅く、まだまだ発展途中の治療法です。
一般に、若い頃からホルモンバランスが悪い、冷え性、疲れやすいなど何らかの不調を抱える人は、女性ホルモンの変化にも体がついていけず、更年期の症状が出やすかったり、重くなったりするそうです。
<鎮痛剤の常用に関するNEWS>
◆ ガンの発現率が高くなる
イギリスで実施された疫学試験のデータによれば、ホルモン補充療法を受けている女性は受けていない女性に比べて、卵巣ガンを発現するリスクが約20%、卵巣ガンで死亡するリスクが約23%高いそうです。また、卵巣ガン・乳ガン・子宮内膜ガンの全発現率は、ホルモン補充療法を受けている女性の方が約63%も高いことが報告されています。
◆尿失禁にかかりやすくなる可能性が?
アメリカの大学の研究チームにより、心疾患歴がありホルモン補充療法を長期にわたって利用している女性は、尿失禁の割合が著しく高いことが報告されています。データによれば、臨床試験を行った女性(ホルモン補充療法を長期利用)の約48%が急迫性尿失禁を起こしており、約54%が緊張性尿失禁を起こしているそうです。